初期の緑内障と診断された備忘録

mono 
8 min readApr 8, 2020

2ヶ月くらい前に、眼になんとなく不安を抱いて 視力を失わない生き方~日本の眼科医療は間違いだらけ~ という本を読んで、たまにはしっかりとした検査受けておきたいなと思って、筆者が開設された深作眼科に今日行ってきました。2ヶ月間のタイムラグがあるのは、当時予約した時に予約が埋まっていて、2ヶ月先でないと無理だったからです。COVID-19の事情踏まえてキャンセルしようか迷いつつも、再予約するとまたけっこう待つ必要が出てきていつになるか分からないのでマスクなどで防御しつつ行ってきました。

自身の眼への不安

基本的に体は超健康だと思っていて、日々の生活でいつも不調ゼロなのですが、眼だけは多分遺伝の影響 + 生活習慣であまり良い状態では無いだろうと思っていました。

自覚している状態としてはこんな感じです:

  • 元々0.05くらいの強度近視で、中学生くらいからソフトコンタクトレンズ付けてた(+たまにメガネ)
  • (当時視力低下が落ち着くと言われていた)20歳の時にレーシックを受けて、1.2くらいに改善した
  • レーシックできちんと視力が回復して、合併症や弊害は気にならず多分成功の部類(ソフトコンタクトレンズ付けていると角膜内皮細胞が減っていくので今も当時の判断としては良かったと思う)
  • 現在33歳で、毎年少しずつ視力低下していくのを感じていて、今は0.5–0.7くらい(?)で、パソコンも充分な距離を置くと小さな文字が少し見にくく、その他日常生活でもくっきり見えないものが出てきた
  • ソフトウェアエンジニアという職業柄、パソコン・スマートフォンなどに向かう時間が長いせいもあり、目が疲れ気味
  • 近くで画面などを凝視し過ぎないことなど、できる範囲で気を付けてはいる

過去にレーシック受けたことがちょっと特殊だと思いますが、パソコンと向き合っている職業人としてはわりと一般的な範囲内の不調だと思います。

今は0.5–0.7くらい(?)で、パソコンも充分な距離を置くと少し見にくく、その他日常生活でもくっきり見えないものが出てきた

特にこれが仕事や日常生活上、不便に感じて、検査してもらった上で以下を聞きたくて受診しました。

  • 視力低下の原因は?
  • 視力回復の手段としては何がお勧め?

(ごく)初期の緑内障と診断された

病院に行って覚悟していた通りたくさん待たされながら、過去にレーシックの手術受けた時と同じかそれ以上の種類の検査をしていただけました。そして検査結果としては、左右ともに(ごく)初期の緑内障と言われました。他にドライアイ気味と言われましたが、逆にいうとそれ以外は特に問題無かったのでしょう。緑内障は、簡単にいうと進行が進むにつれて視野が失われて、最悪失明に至る病です。僕は、これに関しては自覚症状ゼロで、検査の結果的にも失われてた視野はほとんど観測できずほぼ正常レベルのようでした。

視力を失わない生き方~日本の眼科医療は間違いだらけ~ という本によると、40歳以上の5%が緑内障と書かれていて、33歳で初期とはいえ緑内障と診断されるのはちょっと早いなと思いましたし、質問したらそう言われました。ただ、僕が診察を受けずに40歳過ぎてから違和感を感じて診察受けて(中期くらいの)緑内障と診断されてそこでようやくカウントされるという未来も充分ありえて、実際には30歳くらいでもカウントされていない緑内障初期や予備軍の人は多そう🤔と思いました。病院にいるのも高齢者がほとんどで、データに大きな偏りが出そうと思いました。健康診断の眼圧検査程度では不十分なようですし

以下のサイトでは、それを考慮した数にも触れていて、推定数としては500万人、つまり全年代の5%と書かれていて、確かにそのくらいいても不思議ではないですね。目を酷使したり近視の多い同業のソフトウェアエンジニアの同年代(30歳代くらい)で1割くらいいてもおかしく無い気もします🤔

緑内障患者さんのほとんどは40歳以上で、日本国内では、20人に1人の割合で発症 していると考えられています。初期・中期段階になっても、自覚症状がないまま治療を受けていないという潜在的な患者さんを含めると、その数は全国でおよそ500万人と推定されています。 にもかかわらず、緑内障は自覚症状がほとんど現れないため、実際に治療を受けてい る患者さんの数は非常に少ないのが現状です。
つまり、緑内障患者さんの多くは、治療を受けないまま病気を放置している、潜在的な緑内障患者さんといえるのです。

http://xoops.gfnet.gr.jp/modules/xoopsfaq/index.php?cat_id=1#q4

緑内障は、現在の医療技術では最高でも進行を止められる程度で失われた視野を取り戻すことはできないようです。つまり、今回初期の段階で半分偶然にも分かった自分はかなり幸運だったと思います。前述の通り、元々眼に不安があったため、想定の範囲内で特にショックなどはなく、早めに知れて治療を開始できて良かったという気持ちが大きいです(中期以降だったらショックだったと思いますが)。

緑内障による視野障害と進行速度 より

ちなみに、元々気になっていた以下への回答はこんな感じで、特に目新しい情報は得られなかったものの、やはりそんなもんかと諦めが付いて良かったです。

視力低下の原因は?

昔は20歳くらいで視力低下は落ち着くと言われていたが、最近は生活習慣の変化などもあり、その後も続くのもまあまあ一般的。

視力回復の手段としては何がお勧め?

以下のような感じで、想定通りでした。

  • 僕の場合は角膜が薄めなため(前回レーシック受けた時に知ってた)、レーシック再手術は厳しそう
  • 普通にメガネやコンタクトが無難
  • ICL は可能だが、将来どうしても必要な時で良いのでは

なので、とりあえず以下のような感じで過ごそうかなと思います。

  • 日常生活は裸眼(今まで通り)
  • 長時間パソコンする時は、ある程度距離置きつつ少し度の入ったPCメガネ
  • ゲームや映画などくっきり観たい時は1.0以上の普通のメガネ

あと、個人的には毎日Oculus Questやると良さそうと思っていて、その習慣を付けたいです。ちょうど外に出にくい今の時期とも相性良いですし。

(ごく)初期の緑内障の治療

というわけで、僕の場合はまだ(ごく)初期なので、とりあえずタプロス®点眼液を毎晩点眼して眼圧を下げて進行を抑制し、2ヶ月後に再診断してもらうことになりました。

混んでいる病院なので、定期的に通うなら近くのあまり待たない病院が良いなと思いつつ、以下が望ましいはずで、やはりしっかりとしたところに通うのが大事な面も大きく迷います🤔

  1. 点眼治療を続ける
  2. 少しずつ進行してある閾値を超えたら適切な手術を受ける

(早期発見されて点眼治療開始されたこともあり、手術受けるようなことになるのは10年以上先のことだろうと予想していますが)

[追記] ちょうど同じくらいの年齢から30年の経過を教えていただき、とても参考になりました

検査結果を全然見せてもらえず残念

病院に行く機会が滅多に無くよく分かってなかったですが、今日せっかくたくさん受けた診断結果のデータは全然見せてもらえないんですね。初期の緑内障を裏付ける図だけは簡単な説明とともに見せてもらえましたが、その他たくさん検査したデータは全然見せてもらえず、現在の裸眼視力さえ分かりませんでした。また、どの種類の緑内障であるかの説明も受けていません(当時の自分にはこれを自分から質問できる知識が無かったです)。

緑内障にはどんな種類があるのですか? より

その状態で会計まで進んでしまったため、あとで自分なりに調べるためにも検査結果もらえないか聞いたのですが、何一つもらえなかったです(ざっと調べたところ、基本的に渡さないものの希望された時の対応は病院によって差があるらしいです)。

帰りに検査結果利用してメガネ作ろうかなと思っていたもののそれは叶わず、またメガネ屋で検査をするにしても瞳孔開く目薬してて視界がボヤけてたためにそれもできない状態だったので明日以降に持ち越しになりました。タイミング的になるべく外出したくないのと、明後日FF7Rが発売されるのでそれをくっきり観たいと思ってたのですが🤔

[追記] カルテ開示請求すれば確認できそうです

健康診断も受けなくては

極小ベンチャー渡り歩いたりフリーランスになったり自覚症状的には超健康だったりで、最近健康診断が疎かになり気味でしたが、それもきちんと受けて未知のリスクを発見しなくてはと思いました。

最低でも今年中におうちでドックか、あるいは通常の健康診断(できれば然るべきオプション付き)を受けようと思います( ´・‿・`)

というわけで、初期とはいえ緑内障などになりたくは無かったものの、それを早く知れたのはとても幸運でした。しかし人気病院に定期的に通うのはちょっと気が重く、それが直近の小さな悩みです🤔

--

--